周囲に影響されやすいのは、自己評価が不安定なため
自己評価が不安定な人は、周囲に影響されやすい。
周囲に影響されやすいため、いちいちそれに反応してピリピリする。
自己評価が高くて不安定な人は、自分ができる人間であることを示すため自分に意見したり否定する人間には、キレて猛烈に反撃したり反抗する。
何が何でも相手に自分を認めさせようとするのは、それだけ周囲に影響されやすいということだろう。
一方、自己評価が低くて不安定な人も、他人からの指摘に激しく心が動き、動揺する。
ただし自己評価が低いため、相手に対して言い返したり、キレたりはしない。
ほめられたり、うまく行ったりすると自己評価は上がるが、すぐにまた周囲に影響されて自己評価を下げてしまう。
自己評価が低くて不安定な人というのは、自己評価を高くしたいと努力はするのだけれど、実感がなかなか伴わないため、すぐに下がってしまう。
一方、自己評価が安定している人は、自己評価が高くても低くても自分というモノを持っているため、あまり周囲に影響されにくい。
自己評価が高くて安定している人は、周囲がどう思っていようが関係なくて、自分のやりたいことをやっている。
また自己評価が低く安定している人は、「どうせ自分は何をやってもダメ」と思っていて、努力するだけムダだとばかり、ジタバタもしない。
失敗しようが批判されようが、それはもういつものことなので、自己評価がさらに下がったりはしない。
自己評価が低く不安定になる原因
自己評価が低く不安定になる原因は、(1)親が子供を慰めたり、励ましたりすることが不足していた。
おまえはできる、次は大丈夫、などの言葉かけがない。
(2)親が過保護で、子供の自主性を認めなかった場合、自分で判断して行動するという経験が少ないので、やれる自信がなくなる。
・学校の成績が良くなかったり、友達が少なかった場合。
自己評価が低く安定している原因と考えられるのは、・両親の片方が無くなったり、うつ病になった理などして、子供が生活の環境に対して無力感を感じるような出来事があると、低位安定する。
・親からの愛情が著しく欠如した場合。
あるいは他の精神障害を併発した場合。
自己評価が高く安定しているとしても、それが理想だとは言えない。
自己評価は多かれ少なかれ、相対的なもので、アウェイの集団に入れば、自己評価を下げざるを得ない事も多い。