料理と格闘技は、自己評価を上げる趣味
自己評価を高めるためには、新しいことに挑戦しなくてはいけない。
自己評価が高い人は、常に新しいことに興味を持ち、難しいことに挑戦することで、自己評価を高く保っているのだ。
しかし自己評価が低い人は、失敗したときのダメージの方が怖いので、新しいことに挑戦することには尻込みしがちだ。
なので自己評価を高めて自分を変えるには、失敗リスクが低いことから始める必要がある。
失敗しても損しないことであれば、自己評価が低い人も挑戦しやすいだろうからだ。
ではどういった事に挑戦すれば、自己評価が高まるのか。
それは、自分の得意分野を作ることだという。
趣味でも何でも、自分が情熱を持てる分野で上達すれば、自分の能力に対する自信が高まる。
自分には何らかの能力があるのだと思えば、自己評価は高くなるのだ。
ビジネスでも、自分の弱みに焦点を当てるよりも、自分の強みを探し出すことに、まず焦点を当てるべきだ、とよく言う。
「他より秀でている部分があること」が、ビジネスでは強みになるわけだから、それをまず見つけることが重要なのだ。
自己評価に関しても、他人より秀でていることが、自分の存在価値を確信させ、自己評価を高める。
因みに自己評価を高めることがわかっている行動には、料理や格闘技などがある。
不平不満を目標に変える
自己評価を高めるには、自分の強みを作ることが必要だが、それは一朝一夕にできるものではない。
たとえばインターネット・マーケッターのリッチ・シェフレンの本には、強みとは、生まれ持った才能に、経験と教育と技能が加わったものだとある。
たとえば同じ事を習ったとしても、すぐに上達する人と、上達しない人がいる。
テニスにしてもゴルフにしても、あっと言う間に上達する人と、何年やってもなかなか上達できない人がいる。
この違いを、リッチ・シェフレンは、「生まれ持った才能の違い」だとしている。
バスケットボールで「神様」と呼ばれたマイケル・ジョーダンは、プロ野球に転向したが全く芽が出なかった。
これはジョーダンの才能がバスケットボールには向いていたが、プロ野球には向いていなかったからだという。
超一流のプロスポーツ選手ですら、そうやって向き不向きがあるのだから、自分の強みを見つけられない人が多いのも、ある意味仕方が無い話かもしれない。
しかしそれでも自己評価を高めるために、ちょっとしたことでも良いから行動して、自信を作っていかないといけない。
そのヒントとして、自己評価の心理学には、3つのことが挙げられている。
最初に挙げられているのは「不平不満を目標に変える」ということだ。
不平不満があるということは、現状に満足していないと言うことであり、改善する意欲があると言うことでもある。
どういうことに満足していないのかを調べ、どうしてそれが起こっているかを考え、次にどうすれば満足できる現状に変えられるかを考える。
これがつまり「不平不満を目標に変える」という意味だ。