結婚相手には、ありのままの自分を認めてくれる人が良い
結婚相手には、どんな人が良いのか。
これは結婚適齢期を迎えた男女には、非常に興味があるテーマだろう。
しかし自己評価の観点から考えてみると、非常に簡単な答えが出る。
それは「ありのままの私」を認めてくれる人だ。
自分の思っている自己イメージを、そのまま受け入れてくれる人が、長く暮らしても疲れない相手だから、結婚相手にちょうど良いと言うことになる。
具体的に言うと、自己評価が高い人にとっては、自分をほめてくれる人が一番心地よい。
「自分はできる人間だ」「自分は愛される存在だ」などという風に自分を肯定的に捉えている人にとっては、それを否定する様な言葉は苦痛でしかない。
そのため、自分をほめてくれる人を周りに置きたいし、結婚相手に選びたいはずだ。
ただし自己評価が高い人というのは、なかなか扱いが難しく、失敗も多いから、こういう人と結婚すると大変な生活になるかもしれない。
まず自己評価が高い原因が自己愛だった場合、仕事ができるとは限らないので、経済的に苦しいだろう。
芸術家気取りだったり、単なるナルシストだったりすると、出費ばかりでお金が残らなかったりするので、多少裕福でも、家計は火の車かもしれない。
また金が稼げなかったり、仕事ができないことで、自己評価が傷つくのは日常茶飯事なので、長々と自慢話を聞かされたり、逆に突然怒鳴り出したり、暴れ出したりするのは覚悟しないといけない。
自己評価が高い人には大きなリスクが
自己評価が高い人は、肯定的な文章で自分自身のイメージを作っている。
「私は○○ができる」「私は○○が得意」「私は愛されている」「私は必要とされている」などといったフレーズがアイデンティティだ。
なので自己評価が高い人が結婚相手に選ぶのは、自己イメージを肯定してくれる人になるだろう。
というのも自己評価が高い人は、自分を否定する相手とは暮らせないからだ。
しかしこういう自己評価が高い人を結婚相手に選ぶと、よほど相性が良くないと大変かもしれない。
というのも自己評価が高い人の中には、自己評価を保つために長々と自慢話をしたり、ちょっと批判すると烈火のごとく怒り出したり、扱い方が非常に難しいからだ。
自己評価が高い人は、成功している人が多いので、結婚するとなにか良いことが待ってそうな気になるが、実際に結婚してみると、内実は大変だったりする。
一方、自己評価が低い人には、自分の欠点を傷つけずに、うまく批評してくれる人が心地よい。
自己評価が低い人も、ほめられるとうれしいし、それで自己評価も上がるのだが、しかしそれでは自分が認められている気がしない。
どこかウソくさく感じてしまうし、ウラに何か魂胆でもあるんじゃないかと思う。
なのでほめてくれる人に対して心が許せないため、結婚相手として望ましいのは、うまく自分を叱咤激励してくれるタイプになる。