モイストシャンプーの矛盾とは
髪の毛がまとまらないなら、モイストシャンプーが最適。
モイストシャンプーは、保湿に重点を置いたシャンプーで、乾燥肌や抜け毛、白髪などに良いと言います。
モイストシャンプーは、髪の毛をしっとりさせる成分が配合してあって、それが髪と頭皮を潤します。
ところが普通のモイストシャンプーは、ここで大きな矛盾が現れます。
というのも、しっとりさせると、髪の指通りが悪くなってしまうんですね。
別の言い方をすれば、髪が言うことをきかなくなってしまう。
パサつきや、きしみがでる髪になりがちです。
モイスト vs スムース
モイストシャンプーと対照的なのが、スムースタイプのシャンプーです。
スムースシャンプーは、シリコーンオイルを使って、髪の毛の一本一本をしっかりとコーティングするため、指通りが文字通りスムースになります。
ただしシリコーンオイルは、髪をキレイに整えるのには便利ですが、頭皮にはあまり良くないので、帯に短したすきに長し。
そこで考えられたのが、アミノ酸系の洗浄成分で汚れを落としつつ、髪の毛を軽くコーティングする、トリートメントシャンプーです。
トリートメントシャンプーとは、シャンプーにトリートメント機能を追加したタイプのオールインワン・シャンプーです。
トリートメントシャンプーとは?
シャンプーにトリートメント成分を追加するって、どういうことでしょう?
まずシャンプーとは、髪の汚れを落とすということです。
リンスとは、髪の外側をまとめる働きをする成分です。
そしてトリートメントとは、髪の毛の内部のダメージを補修することです。
髪の毛の大部分は、コルテックスという層で出来ているんですが、ここを整えます。
コルテックス層をトリートメントでキレイに揃えることが、髪を整えるポイントとなります。
この層は、弱酸性のアミノ酸で出来ているため、トリートメントシャンプーは、アミノ酸系のシャンプーがベースになります。
アミノ酸系シャンプーは、アニオン性界面活性剤で、髪や地肌に優しいとされていますが、そこにトリートメント成分も一緒に入れたのが、トリートメントシャンプーって事ですね。