体臭で自己評価を下げてたらダメ
体臭も、自己評価を下げる原因ですよね。
身体の臭いを指摘され、それがトラウマになって、行動が抑えられたら、どうしても消極的にならざるを得ない。
となると、体臭もしっかり抑えておかねば。
ところがこれって、なかなか難しいんです。
というのも、体臭というのは、原因が色々あるから。
口臭やワキガ、乳腺の臭い、陰部の臭い、頭皮の臭い、オナラの臭い、色んな臭いがありますしね。
でも実は、様々な体臭の臭いの原因は、我々の身体に住む「常在菌」(じょうざいきん)です。
常在菌は、我々の肌や口の中、腸の中に住んでいて、様々な物質を作り出している存在です。
それが日夜、様々な臭いを作り出しているわけですね。
なので、常在菌を上手くコントロールできないと、身体が臭くなってしまうわけです。
風呂に何日も入らないと、身体が臭くなるのも、この常在菌が原因です。
肌の常在菌は、汗をエサにしているので、汗をきちんと流していないと、ドンドン臭いが大量生産されてしまうわけですね。
アポクリン腺とエクリン腺
人間には、二種類の汗の出所があります。
それがアポクリン腺とエクリン腺という汗腺です。
アポクリン腺は、多くの動物にある汗腺ですが、人間では脇の下や陰部など、特定の部分に集まっている汗腺です。
アポクリン腺からは、タンパク質や脂質などの分泌物を出して、フェロモンを作ったりしています。
一方、エクリン腺は、殆どが水分で、体温を下げる働きをしています。
体臭の原因となるのは、ほとんどがアポクリン腺からの汗です。
アポクリン腺にフタをして体臭をシャットアウト
アポクリン腺からの汗は、ワキガなどの強烈な臭いの原因になります。
タンパク質や脂質を含むため、臭いを作る細菌のエサになるのです。
そこでヨーロッパでは、このアポクリン腺にフタをすることで、臭いの原因を抑える制汗剤が開発されています。
デンマークで人気なのがデトランスαという制汗剤で、ワキに塗ってアポクリン腺を塞いで、臭いを作る常在菌を抑えます。